「論破」は人間関係を破壊する

「論破」の破壊力は、それ以上です。

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林健太郎『「ごめんなさい」の練習』(PHP研究所)

10回、いや5回で壺の寿命がくるかもしれません。論破というのは、自分とは異なる意見を持つ相手を「おまえは間違っている!」と一方的にねじふせる、きわめて強引な方法です。

論破された相手は、一見納得した顔をしているように見えても、内心は「この人には近づきたくない」「もう関わりたくない」と思っているはず。

「ごめんなさい」が必要な場面というのは、「この人との関係を、これからも続けていきたいか」を問われている分岐点に立っているともいえます。あなたにとって、目の前の相手は、どれくらい大切な人でしょうか。

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