なぜ不良の数が減ったのか? 不良がピーク時の5分の1に激減!

1996年には男女とも9割近くで高校生の飲酒経験があったのに対して、2017年には3割程度まで減少しています。今の高校生は昔と比べてだいぶ健全になったのでしょうか。

考えてみるとかつて駅前やゲームセンターで見かけた不良少年の姿を見ることがほとんど無くなりました。私が中学生の時分は隣の中学で生徒がバイクで廊下を走ったとか、他の中学に殴り込みに行ったとか、大幅に誇張されている部分があるにせよ荒れた学校が多くたくさんの不良がいました。北関東に行くとたまに暴走族のような集団を見ることもありますが、どちらかというと自分世代に近い中年がバイクに跨っていることが多い気がします。

またかつて少年誌で必ず掲載されていたいわゆる“不良マンガ”もあまり見かけない気がしますね。少年犯罪についてニュースや報道で取り上げられることは現在もありますが、不良少年自体は減っているのでしょうか? 気になったので調べてみました。

平成19年には160万人近くいた不良少年の補導人員は令和3年には30万人余りと約5分の1にまで減少、人口比で見ても約4分の1まで減っています。ある意味で不良が希少種になってきていることが分かります。