一日の終わりに3行くらいの短い日記も効果的

手帳やカレンダーなどに書き入れて「見える化」するのが一般的な方法ですが、ホワイトボードを利用したり、付箋に書き込んで貼るなど、さまざまな方法があります。自分に合った方法で、整理をしてみてください。

また、やるべき仕事を整理するだけでなく、ストレスなどの問題を整理してランク付けするのもおすすめです。ストレスの度合いによって、「小」「中」「大」「特大」とランクをつけて区分けして、書き出していきます。

書き出すことで、自分が抱えている問題を視覚的に把握し、俯瞰ふかんして捉えることができます。書き出してみたら、「特大」だと思っていたストレスも、案外そこまで思い悩むようなものではなかったかも、と思えることが多いものです。

ストレスを回避する方法を考えて実践することもできますし、逃げられない問題にも冷静に取り組むことができるようになります。たとえそのときに解決法が見つからなかったとしても、書き出したことで不思議とすっきりとした気分になるのです。

小林弘幸、毛利啓銘『自律神経を整えれば「食いしばり・歯ぎしり」は解決する』(宝島社)

一日の終わりに3行くらいの短い日記をつけるのも、自律神経のバランスを安定させるのに効果的な方法です。

日記というのは、その日一日を整理し、心の中をシンプルに片づけることができるもの。文字にして書き出す行為が、心のデトックスになります。

ただし、その日の反省点のみを書くやり方だと、暗い気持ちを引きずってしまい、ストレスが大きくなってしまいます。モチベーションを維持するためにも、ポジティブなことを書くのが理想です。日記の最後には感謝の気持ちを書き入れるようにしましょう。

心を片づけて、自律神経が整えば、すっきりとした気持ちで明日へと向かっていけるはずです。

関連記事
【第1回】「体の不調をネットで調べる」は危険すぎる…自律神経の名医が「病は気から」を侮るなという深い理由
1週間試しただけで睡眠の質が向上…ストレスに強い人が1日に行う「メールチェックの正しい回数」
嫌いな人と対峙してもケロリとしていられる…ストレスフリーの人が頻繁に使う"4つの言葉"
「仕事が異常に早い人」は何をやっているのか…外資コンサル流「同じ時間で10倍の成果を出す」メソッド
「10万人の胃腸を診た専門医が警鐘」日本人の約5割が毎朝食べている胃腸に最悪の"ある食べ物"