果物+野菜のスムージーは最悪

忙しい朝、健康や美容のためにスムージーを朝食がわりにしている人も多いようです。スムージーすべてが悪いわけではありませんが、果物と野菜だけを材料とし、ほかには何も食べないとしたら、糖質疲労を招く最悪の朝食になることでしょう。

スムージーの中の果糖の問題は先に述べたのでここでは割愛しますが、スムージーだけではたんぱく質や脂質が圧倒的に不足します。

山田悟『糖質疲労』(サンマーク出版)

朝食でこそ意識すべきなのが、「糖質控えめ、たんぱく質と脂質はしっかりと」です。

朝はお忙しいという方は、ゆで卵、チーズ、ナッツなどを常備するとよいでしょう。

朝食に時間のとれる方であれば、サラダの上に缶詰のツナを載せたり(さらに、マヨネーズ、オリーブオイルもお好みで好きなだけかけます)、ベーコン入りの卵焼きを焼いたり、バター・チーズたっぷりのオムレツもよいでしょう。

こうした「糖質控えめ、たんぱく質と脂質はしっかりと」の朝食であれば、スムージーを最後に飲むことで、安心して楽しめる、食後高血糖(糖質疲労)を招かない朝食となるでしょう。

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