問題の先送りは許されない
Jリーグは昨年12月、2026年から2027年にかけてのシーズンからリーグ戦を秋からの開催とする「秋春制」に移行すること決めた。
現在のJリーグは2月ごろに開幕して12月ごろにシーズンを終える日程でリーグ戦を行っているが、ヨーロッパの主要リーグが秋に開幕して春に終了する日程でリーグ戦を行っていることや、ACL(アジアチャンピオンズリーグ)も秋に開幕する日程になったことなどを踏まえて「秋春制」の意向を決めた。
豪雪地帯の新潟県や寒冷な北海道などからは強硬な反対意見が出たが、世界の趨勢を勘案して決断したわけだ。Jリーグは大局観に立って大きな決断をしたと言えよう。
日本社会は何事によらず、問題の先送りをしてここまでやってきたが、野球界では次世代の若者のために大人がしっかり考えるべき時が来ている。「ピッチクロック」をどうするのか、先送りではない結論を早急に出すべきだ。