「だるさ」には大事なサインが隠れているかもしれない

最後にご紹介したいのが、第8位の『しないことリスト』。シェアハウス「ギークハウスプロジェクト」発起人で、ブログ「phaの日記」などでも知られるpha氏が、人生をラクに生きるための習慣をまとめた一冊です。

pha『しないことリスト』(大和書房)

余計な買い物をしない、高い家賃を払わない、自分だけで独占しない……数々の「しないこと」が紹介される中、頑張りすぎて疲れてしまいがちな人にさっそく取り入れてほしいのは「だるさを無視しない」。

一般的に「大人は『だるい』なんて言ってはいけない」という風潮があるもの。それに対してpha氏は「この風潮には賛成できない」「だるさは大事な感覚だ」といいます。

なぜなら、だるさの裏にはたいてい「体調が悪い」「精神状態が悪い」「今やっていることがあまり好きじゃない」といった感覚があるから。そして、そのようなだるさは深刻な病気につながりかねないため、早い段階でケアしたほうがいいと書いています。

「いつものことだから」「自分の我慢が足りないだけ」と受け流している「だるさ」は、あなたにとってよくないことが起こっているサインかもしれません。一度立ち止まって、自分の心と向き合ってみてはいかがでしょうか。

今月も、雑談術からマインドフルネス、地理まで、幅広いジャンルの本がランクイン。また、先月第1位だった『仕事ができる人が見えないところで必ずしていること』が第9位、第3位だった『新版 科学がつきとめた「運のいい人」』が第12位、第13位だった『頭のいい人は「答え方」で得をする』が第19位と、依然として多くの方に読まれています。来月はどのような本が多く読まれるのか、引き続きチェックしてまいります。

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