運動してこなかった人は、まず散歩から始めよう
有酸素運動には、ウォーキングやジョギング、水泳、サイクリングなどがあります。ウォーキングはご存じのように、やや早いペースで歩くこと。早歩きのイメージがあるウォーキングに対し、ジョギングは走るイメージがありますが、おすすめしたいのは、スロージョギングです。
スロージョギングのスピードは、信号が間に合わないときに急いで渡るぐらいの速さです。できる人なら、ウォーキングよりもエネルギー消費効果が高まります。
ただ、今までほとんど運動の習慣がなかった人や、運動が苦手な人は、これでもハードルが高いでしょう。そんな人は、まず歩くことから始めましょう。
スマホの歩数計のアプリを使って、自分がどのくらい歩いているか確認してみましょう。リモートワークの人なら、1000歩以下という人も珍しくありません。できればトータルでまずは、1日最低5000歩以上は歩いてほしいと思います。
例えば、歩いて5分くらいかかるコンビニなら、自転車で行くのをやめて、徒歩で行くことから始めてもよいでしょう。
健康な人が普通に歩くと、だいたい10分で1000歩ぐらいです。家から徒歩5分のコンビニなら、往復で1000歩歩けます。
駅ビルをブラブラ歩き雨の日でも歩数をかせぐ
また、最寄りのバス停よりも1つか2つ前で降りて歩くというのもよいでしょう。バス停は一般的に250~500m間隔で設置されているので、間隔が短いなら2つ前くらいでも歩けてしまうでしょう。
通勤している人なら、駅ビルなどをブラブラ歩くのもよいと思います。これなら、雨の日でも歩数をかせげますね。ショッピングセンターなども、天気が悪いときの散歩コースとして利用できます。
最初は早く歩くことは考えなくてよいので、1日あたり、今までの歩数プラス1000歩を目標に歩くことから始めてください。
その際、注意してほしいのが土日です。通勤の途中で歩く工夫をしている人でも、土日はほとんど歩かないという人がいるからです。土日は消費カロリーが減って、カロリーオーバーの蓄積につながりがちです(ホリデー・ウエイト・ゲイン)。土日もできるだけ歩くようにしてほしいものです。