「寝る前のキウイ」で不眠症が改善
台湾の研究で、不眠症の人が寝る前にキウイフルーツを食べたところ、不眠症が改善した、という論文もあります(※2)。
※2 Hsiao-Han Lin et al.,(2011)Effect of Kiwifruit consumption on sleep quality in adults with sleep problems,Asia Pac J Clin Nutr. 20(2):169-74
キウイフルーツには、抗酸化物質とセロトニンが豊富に含まれており、睡眠障害の解消に役立つようです。
さらにマグネシウムを含む食べ物を摂ると、セロトニンが生成されやすくなります。くるみ、アーモンド、落花生などのナッツ類のほか、緑黄色野菜、豆類、ごま、海藻類、魚介類などに含まれています。
旬のフルーツには体温を下げてくれる作用があるので、熱帯夜に寝つきが良くなる効果も期待できます。
「乳酸菌飲料」が睡眠の質を上げる
コロナ禍で、ストレスを緩和し、睡眠の質を上げる乳酸菌飲料が売上を伸ばしたそうです。
整腸効果で目覚めがよくなるのも人気なのだそうです。熟睡習慣のために、これらを取り入れてみるのもいいかもしれません。
自律神経の働きは、加齢とともに衰えます。個人差もありますが、女性は40代、男性は30代から自律神経の働きが落ち始めます。
自律神経は、身体の各器官の生命活動を維持するため、意思とは無関係に働き続けています。
自律神経は、交感神経と副交感神経に二分されます。
交感神経は、心身の活動性を高めるために働きます。逆に副交感神経は、休養のために働きます。