どのように生きるかを決めよう

私は、「どのように稼ぐか?」という行動(Doing)領域と同じように、「どのように生きるか?」という在り方(Being)に厳重に注意を払うようになった。

高森勇旗『降伏論「できない自分」を受け入れる』(日経BP)

私が目指したのは、“エレガント”な在り方。“I am elegant”と決めて生きた時、あらゆる自らの言動が気になるようになった。実際に私がエレガントであったかどうかは、分からない。

ただ、とにかくエレガントに生きると決めたのだ。

(エレガントな人は、ここで何と言うだろうか?)
(エレガントな人は、ここでどのように立ち振る舞うだろうか?)
(エレガントな人は、ここで何を選ぶだろうか?)

私は、自分の一挙手一投足に注意が向くようになった。自然と姿勢が良くなり、歩き方も、言葉遣いも、表情も、生活習慣にまで影響を与え始めた。エレガントに生きると決めてから9カ月と27日後、私はポルシェを購入した。

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