「ちょっとおもしろい話があって」は要注意

こうした「ネタバレ」の手法はさまざまな場面で役に立ちます。

笑い話として聞けばいいのか、ドキドキしてほしいのかなど、話し手が期待しているリアクションがわかると、聞くほうとしては気がラクです。

気持ちにゆとりができる分、話が多少すべったとしても、温かく見守ることもできるのです。

五百田達成『感じのいい人、悪い人 人間関係がうまくいく「話す技術」』(プレジデント社)

逆に、ぜひとも避けたいのが「ちょっとおもしろい話があって」「この間、爆笑したエピソードなんですけど」という切り出し方です。

自分でわざわざ「おもしろい」「爆笑した」などとハードルを上げるのは禁物。

どんな話も「さぞかしおもしろい話だろう」と思いながら聞くと、「たいしておもしろくない」という結論になりやすいのです。

トークの難易度をうっかり上げてしまう要注意フレーズとして、頭の片隅に置いておきましょう。

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