SNS一つで会社が倒産してしまう時代
これも全部が全部統制できるかといえば難しいのですが、社員のSNSに関して無頓着、無関心なのはちょっと怖いかなと考えます。
いまや一夜にして炎上し、倒産にまで陥ってしまう時代です。以前に話題となった「バイトテロ」など、社員のSNS運用によって会社経営に回復不可能なダメージを負ってしまう可能性があるわけで、少なくとも秘密保持契約や仕事中のスマホ利用などには一定の制限をかけておくべきです。
最近では、SNSで自ら情報発信する社長も少なくありません。
見栄や承認欲求からくる投稿などは、経営者のSNS投稿の特徴ですが、社長にせよ社員にせよ、多くの場合「見られている感覚」が欠如していることが炎上や低評価の要因です。
仮にフォロワー数が多くなかったとしても、そこはオープンなインターネットの場。
FacebookのようなクローズドなSNSでも、いまはスクショを撮られてTwitterで拡散なんていうのも当たり前で、中にはLINEのやりとりやSNSのDMのやりとりまで公開されてしまう時代。
そういう意味では、小さなことにもスキのない会社が潰れにくく、情報発信に楽観的な会社は危険ということになるでしょう。
「社長の名前 評判」で検索してみると…
このトピックはどこに入れようか悩んだのですが、社員からも見えるということで本章で。わかりやすい指標とも言えますが、上場企業なら株価の低迷は普通に倒産に繋がる可能性があります。
特に、株価と給与の関係は注意が必要。例えば、株価が低迷していても、順調にベースアップで給料が上がるのであれば、株価低迷は一時的なもの。
これに対して、株価の低迷と相まって、賞与がカットされるなど、下方に連動する場合には危険なシグナルといえます。
様々なカスタマーレビューもひとつの指標です。
最近は本当にレビューで購入や来店を決める顧客は多く、「実際に買ってもらえれば、良さがわかる」「うちの味は、レビューできるような浅い味じゃない。食べればわかる」と豪語していても、潜在顧客がレビューで決めるわけですから、放置することはできません。
ですから、低評価レビューの増加は怖いシグナルです。まあ、中には「この治療院の先生の怪我の処置は良かったのですが、態度が冷たくて最低でした。星☆★★★★」みたいなレビューもあるので、難しいといえば難しいのですが……。
それから、社長個人のネット上の評判にも注意。どこで炎上するかわからない時代です。
検索エンジンで社長の名前を入れると、検索サジェストに「評判」とか「評価」とか出るのは評判を調べられている証拠。ひどいのになると検索サジェストに「詐欺」とか出てきますので、このあたりもチェックしてみましょう。