部下が多いほど高い倫理観が求められるワケ

「ノブレスオブリージュ」という言葉があります。

日本語で「高貴なるものの義務」と訳されるこの言葉は、身分が高い人ほど一般人よりも厳しく高い責任と義務を負わなければならない、という意味です。

1人の部下を持つ上司は1人の倫理感にOKをもらえばいい。

小倉広『常勝チームの鬼100則』(明日香出版社)

しかし100人の部下を持つ上司は、1人ずつ異なる倫理感の100人全員からOKをもらわなければならない。

つまり、あらゆる人に受け容れられるだけのとてつもなく高い倫理感が求められるのです。

倫理感に代表される「誠実」であることは、リーダーだけに限ったことではありません。

チームのメンバー一人ひとりがこの基本的だが大切な事柄を守ろうと努力し続けることは、強いチームをつくる上で最も大切なことかもしれません。

あなたのチームのメンバーは「誠実」であることに自信がありますか?

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