入社4~5年で結果第一主義に
外資企業は、ジョブ型雇用となり、「職務責任=ジョブ」が明確です。上司と約束した目標(コミットメント)を達成するかどうかで評価されます。
新卒から3年目ぐらいまでは育成枠として温かく見守られます。スキルを磨いたり、経験を積んだりするのは個人の裁量に任されることが多いといえます。
しかし、4~5年目以降ともなると、年齢に関係なく、結果第一の世界となります。ジョブ型雇用では、チーム内の先輩と比較評価されることも多々あります。
転職組に年収で抜かれるのが「当たり前」
こうして勝負の社会に飛び込んだ20代後半の外資社員には、すぐに意外なライバルが登場します。同年代の転職組です。新卒で国内企業や他の外資に入社した同年代の人たちが、転職してくるのです。
実際、外資企業では転職組のほうが多く、ポテンシャルではなく、実績を残してきた若手社員を採用します。新卒で入社した企業で若手ながらも実績をしっかり残していれば、社内からも社外からも評価されて“引く手あまた”です。
実績ある即戦力人材を獲得すべく、企業は高額な報酬で採用します。獲得競争の結果、新卒組よりも転職組のほうが高額の年収になることも多々あります。