大便を売る女性は30代が中心なワケ

利用する女性たちは、いきなり大便を販売しているわけではない。

中村淳彦『同人AV女優 貧困女子とアダルト格差』(祥伝社)

使用済み下着から始めて、慣れていくうちに排泄物に移る。少し年齢層が高いのは、使用済み下着は若い女性たちの激戦区となっているからだろう。

地方の女性が中心となると、多くは家庭持ちだ。販売サイトにアップしているそれぞれの画面撮りから、何となくの背景は想像がつく。

売買の作業をするのは夫と子どもが不在の平日昼間、自宅リビングや近隣のショッピングモールで撮影をしている。

排泄映像は自宅トイレではなく、自宅リビングのテーブル上やショッピングモールの広いトイレで撮っている女性が多かった。

AV女優と一緒で最初からスカトロに行くわけじゃないんです。最初はパンツを売っていたけど、若い女の子がどんどん来るので売れなくなる。段階を踏んで大便を売る。だから大便を売る女性は30代が中心。
それとコロナで下着や排泄物を売りたがる女性はより増えた。出品する女性同士の競争も生まれて、どんどん価格が安くなったり、汚れが激しくなったり、大便に移動したりしています。

排泄物が好きな変態男性にも、性癖はいろいろある。女性の排泄を見たい、ウンコが欲しい、尿が欲しい、排泄物の臭いを嗅ぎたい、食べたい、など本当に用途や目的は細かく分かれている。

お小遣い稼ぎで参入した女性たちは売買に慣れてくると、変態男性たちのニーズを察する。オプションで大便がついた使用済みトイレットペーパーをつける、排泄時に拭かないなど、女性たちはそれぞれ工夫をして販売している。

スカトロ好きの変態男性が全国にはこんなにたくさんいる、と驚きました。女性たちは低所得の一般の方々で、お小遣い稼ぎのために変態男性のニーズに応えるって形です。うちの盛況を眺めていると、大便と尿好きの男性は数万人はいると思う。

岸田悠馬は腕を組んでそう言い、日本人男性たちの底なしの変態性欲に感心していた。

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