おまけインタビュー 羽生善治九段編
Q:子供のころ負けて泣いたような負けず嫌いのエピソードはあまりない?
「小学校低学年のころは、対局ができるのは週1回3〜4時間。親が買い物に行っている間に将棋の道場に行くときだけでした。だから、負けて悔しがるより、残っている時間で一局でも多く指したかったんです。なので泣いたエピソードはあまりないのかもしれません」
Q:昔やってよかった勉強法は?
「今はムダだと思えるような非効率なやり方が意外とよかったのかも。10代のころは自分の頭で考える時間が長かったです」
おまけインタビュー 藤井聡太五冠編
Q:AI(人工知能)についてどう考える?
「AIの将棋が強くなり、それを活用することで自分が強くなる可能性が広がったと思います」
Q:学生時代の将棋の研究時間は3時間程度だったが、高校をやめて以降、研究時間は増えた?
「増えました。時間を計っているわけではないのでわからないですけど、1日5〜6時間かなと思います。ただ、子供のころは勉強するだけ強くなれたが、今はそうではない。弱点や課題を把握し、そこをどうするかという意識が必要です」