人生のおもしろみや充実度が、決定的に左右される人との付き合い方
大学のギルドが崩壊した以上、個人にとって一番大事になるのは、「どの大学に行ったか」「卒業してどの会社に入ったか」ではなく、「大学を出た後に誰と付き合うか」だ。
本当の意味で頭のいい人たち、おもしろい人たちと付き合えるか。優れた部分、熱くなっている分野が互いに異なり、高め合える人たちと絡める空間に身を置けるか。ここで人生のおもしろみや充実度が、決定的に左右されるといっていい。
大学などの属性ではなく、個性や敬意、興味によって結びついたコミュニティは、年齢を重ねるほど純度が高くなっていく。避けたい相手や疎ましい相手は最初から寄りつかなくなり、逆に、自分とどこか似たような好ましい若者たちが加わるようになってくる。
※1 東京大学の学生チームと芸能人チームが競うTBSのクイズ番組
※2 日本興業銀行と日本長期信用銀行。これに日本債券信用銀行を加えた3行は、秀才中の秀才が集まるトップ銀行といわれていた
※3 「対大蔵省(現財務省)折衝担当者」の俗称。エリートバンカーを象徴する部署だった
※4 マンハッタンの大手法律事務所を舞台にした弁護士ドラマ