SNSに楽しそうな写真を上げなくても、幸せは感じられる
当たり前ですけど、人は不幸じゃなければ幸せを感じるはずです。なのに、日常にある身近な幸せに満足できず、「とても幸せ」という状態を求めてしまうのは、自分の“幸せの答え”を持っていないからではないでしょうか。
SNSなどに、パーティーの様子や高級な料理、海外の景色などを載せている人たちがいます。とても楽しそうに見えますが、これは幸せな素振りをアピールして、承認欲求を満たしているだけのような気がします。
本来、承認欲求と幸福感は別のものですが、人は承認欲求が満たされると、一時的に幸せを感じられます。それは、「自分は周りに承認されていない」という思いが、自分の中にあるからです。
お腹が空いたときに食事をすると、幸せを感じますよね。人間は、足りない何かが満たされると一時的に幸せを感じるようにできています。
つまり、他人に自分の満ち足りた様子をアピールするのは、実際には、不幸に近い感覚があるからではないでしょうか。
でも、本当の幸せって、自分ひとりでも感じられるものですよ。
他人に自分の幸せを委ねてしまうと、幸せな状態を保つことが、むずかしくなってしまいますよね。
それよりも、自分が好きなこと、楽しいことに集中しましょう。猫が好きな人なら猫に囲まれて暮らすこと、食べるのが好きなら、おいしいごはんを食べられること。こんなことこそ、本当の幸せなんじゃないかなと思います。
成功者の話を聞くと“お得”に情報が得られる
メジャーリーガーのダルビッシュ有選手と武井壮さんが、変化球の投げ方について話している動画を観たことがあります。
僕が今から野球選手を目指すのは、さすがに無理ですが、非常におもしろいお話でした。まだ小学生だったら、
「そうか、スライダーはこうやって投げるのか」
「これがフォークの握り方か」
と、さっそくボールを投げに、外に飛び出していたと思います。
ダルビッシュ有選手が身につけたノウハウは、野球選手になりたい人にとっては、間違いなく有用な話ですよね。成功者のサクセスストーリーや、そこから導かれる成功のコツは、他の人にとってすばらしい情報です。
だから、僕はこんなふうに成功した人の話を聞くことが好きです。そのまま真似することもありますし、その人がやっていない隙があるなら、そこを自分がやれば抜きん出ることもできます。
本来ならば、自分が試行錯誤して見つけなければいけないことを教えてもらえるのですから、かなりお得ですよね。
人の幸せや成功って、自分の幸せになりますよ。僕は幸せな人や成功した人を心から尊敬しますし、そういう人たちから教えてもらったことが自分の幸せにつながっています。
でも、世の中には不思議なことに、幸せそうな人に嫉妬したり、成功者を妬んだりする人が結構多いんですよね。それって意味がないと思いますし、もったいなさすぎる気がします。