重大なミスへのおわび
ついに「謝り度」が4です。こちらが渡した資料に、相手とのプロジェクトに不都合を来きたしかねない不備があったが、すでに相手の社内で社長にまで回覧されてしまっていた! という状況を考えてみます。このことを謝るとなると、謝罪のポイントをさまざまな「角度」から盛り込んでいくしかありません。
いつもお世話になっております。○○社の○○です。
先日の資料の不備の件では、大変ご迷惑をおかけいたしました。
改めて深くおわび申し上げます。
貴社内ですでに広くご回覧いただいていたとのこと、まことに申し訳ございません。チェック体制が甘かったことを反省いたしております。何とぞお許しください。
今回のことを踏まえ、目下業務の進め方を見直しております。
今後再びこのようなことがないよう、十分注意してまいります。
何とぞ今後ともご指導いただけますよう、お願い申し上げます。
特別なことばは使わず、謝罪の「角度」を増やす
深く謝罪をするための新しいことばが出てくるかというと、ご覧のとおりそうではありません。その代わり、ありったけの謝罪のことばを使います。文例では5つの「角度」からおわびをしています。
(1)相手に何をしてしまったのかの認識を伝える
●先日の資料の不備の件では、大変ご迷惑をおかけいたしました
(2)おわびする
●改めて深くおわび申し上げます
●まことに申し訳ございません
(3)今の自分の様子を伝える
●反省いたしております
(4)相手に許しを乞う
●何とぞお許しください
(5)再発防止策を提示する
●今回のことを踏まえ、目下業務の進め方を見直しております
●今後再びこのようなことがないよう、十分注意してまいります
難しいことばで煙に巻くよりも、ずっと真摯なメールになります。
もはや状況は取り返しのつかないところまでいってしまっているかもしれません。それでも救いはあるはずです。謝れるところは全部謝ってしまい、さらに今後も見据えた内容にします。