受け答えの準備はしておく
⑥結婚・出産の予定はありますか。出産後は仕事を続けますか?
出産の予定など、女性限定の質問は男女雇用機会均等法に抵触するため、面接で聞いてはいけない規則となっています。そのため、人事担当者がこうした質問をすることはまずないのですが、配属予定部門の上長などはそうした意識が薄く、面接で聞いてくる可能性があります。念のため、受け答えの準備をしておくと安心です。
こんな答え方はNG
「お答えできません」「そのような質問はしてはいけないはずです」といった回答は、正論ではありますが、場の空気を悪くしてしまうでしょう。面接担当者は、あなたを採用した場合のマネジメント体制に関わるため、気にしているのです。その気持ちも汲んで回答することをお勧めします。
納得されやすい答え方のポイント
未定であれば、そのまま「未定」と答えてかまいません。出産の計画があり、復職したいと考えているのであれば、仕事と育児を両立させる方法を伝えることで安心感を持ってもらえると思います。
【回答例】
「時期は決まっていませんが、いずれ結婚・出産も視野に入れています。しかし、出産後もキャリアを積んでいきたいと考えており、早期の職場復帰を目指します。両親が近くに住んでいますので、育児のサポートも受けられます」
⑦管理職を目指す気はありますか?
「女性活躍推進」を背景に、女性管理職比率を高めたい企業では、このような質問を受ける可能性もあります。管理職になりたい意思がない場合、正直に答えてよいか迷うでしょう。
こんな答え方はNG
「管理職は大変そう」「私には無理」といったネガティブな回答や、完全に拒否する発言は避けてください。
納得されやすい答え方のポイント
その会社で自分が目指したいキャリアを伝えつつ、柔軟に検討する姿勢を見せておくのが得策です。
【回答例】
「私としては、○○職として専門性を極めていきたいと考えています。しかしキャリアを積んでいく過程でマネジメントの経験も必要だと感じた場合は、チャレンジしてみようと思います」