首都圏や都心からイートイン比率の回復を狙う
まだまだ先行き不透明なコロナ禍のなか、ロッテリアは来年創業50周年を迎える。
高付加価値、高価格帯路線で勝負をかける同社は、今後どのような事業展開を考えているのか。
「デリバリーやテイクアウトが定着した状況下で、イートイン比率をいきなり戻すのは難しい。まずは首都圏や都心部を中心に店内喫食を喚起できるよう、高付加価値の商品を投入していく予定だ」と緒方さんは話す。
「直近では、11月18日にクオーターパウンド(約113g)の100%ビーフパティを使用した『ロッテリア クラシックビッグ』3商品を発売しました。これは、2018年に発売し、好評を得ている『ロッテリア クラシックバーガー』をリニューアルしたものです。『ロッテリア クラシックビッグ クアトロチーズ』を期間限定の商品として展開するほか、お客様からご好評いただいていた『ロデオウエスタン』と『オリジナル』をレギュラーメニューとして展開します。ロッテリアでしか味わえない商品を訴求することで、来店喚起を図れたらと考えています。
また、来年に控える50周年に向けて、ご利用いただいているコアファンやこれからご利用いただきたい新規のお客様、そして直近でご利用頻度が少ないお客様に向けて取り組みを実施していく予定です。状況を鑑みながら新規出店も検討し、ロッテリアの商品をより多くのお客様に楽しんでもらえるよう、頑張っていきたいと思います」