東大生249人「これは読ませて損はない」マンガ1~5(全16作品)
●ヒトの体内で起こっていることを擬人化
『はたらく細胞』
清水 茜 講談社
ウイルスが体内に侵入したときやケガをしたときに、体の中で白血球や赤血球などが活躍する様子を擬人化して描いたマンガ。「免疫の話などがとてもわかりやすくコミカルに描かれている」(理科二類1年)、「人体の勉強が自然にできる。生物に興味がある子におすすめ」(薬学部2年)
●正義とは何かを考えるきっかけに
『ブラック・ジャック』
手塚治虫 秋田書店
無免許の天才外科医が活躍する医療マンガ。「ブラック・ジャックなりの正義と自分の価値観を比較するだけでも楽しめる」(理科一類2年)
●面白いと思った子は言語学に向いている!?
『ヘテロゲニア リンギスティコ〜異種族言語学入門〜』
瀬野反人 KADOKAWA
「魔界」を調査する新人言語学研究者の日常と苦悩を描く。「文化人類学的な異文化交流が描かれているので、多様な価値観を認める重要性を学べます」(教養学部3年)
●雑学や時事ネタが満載
『こちら葛飾区亀有公園前派出所』
秋本 治 集英社
警察官の両津勘吉が、周辺の人たちと繰り広げるギャグマンガ。単行本200巻はギネス世界記録に認定されている。「時事ネタが多く、40年にわたる社会の変化を実感できるのは貴重。雑学が豊富で、さまざまな分野に興味を向けるきっかけになる」(農学部2年)
●百人一首が身近に感じられる
『ちはやふる』
末次由紀 講談社
小倉百人一首競技かるたをテーマに、主人公たちが熱いドラマを繰り広げる青春成長ストーリー。実際に、このマンガを読んだのがきっかけで、競技かるたを始めた東大生も。「百人一首や和歌など、古典が身近になります」(文科三類1年)