テキサス州で妊娠6週目以降の中絶を禁ずる州法が成立
大半の国民が人工妊娠中絶を支持するアメリカで、南部のテキサスやミシシッピなど、共和党の知事が治める州を中心に反中絶の動きが加速している。1973年、連邦最高裁判所が妊娠約24週目までの中絶を合法とした「ロー対ウェイド判決」から半世紀近く――。今、その歴史的判例が、21世紀の連邦最高裁によって覆される危機に見舞われている。
その背景にあるのが、2024年の米大統領選挙をにらんだ党派政治と「トランプ・エフェクト(効果)」だ。
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