2021年も引き続き売上は好調
花王は、今年も引き続き入浴剤の需要が伸びると予測し、前年比増を見込んでいる。働き方や生活様式のさらなる変化を踏まえての予想とのことだが、果たしてその予想は当たるのだろうか。昨今の状況について、仲田さんは次のように話した。
「2020年に売上が大きく伸びたため、正直なところ、2021年にはその反動で消費が落ち込むのではないかという不安がありました。しかし、時代の流れに合わせた春夏の店頭展開強化などが功を奏し、今のところ売上は下がらず、むしろ微増しています」
2022年は今まで以上にセルフマネジメントが求められるため、商機はあると予想しているという。花王は、生活者の意識・行動変化に寄り添い、必要に応じてブランド価値を転換していくことで、年間を通して役立つセルフヘルスケアアイテムとしてバブを育成していく。
コロナウイルスの影響により、予期せぬ成長を遂げた入浴剤市場。これからどのような変遷を遂げるのか、注目しておきたい。