警備業界から自律移動型ロボットはさらに進展する
SQ-2は警備ロボットだが、シークセンスの事業は警備ではなく、自律移動型ロボットの開発と提供である。中村は「新しいマーケットを創っていくことを、次のステップ」として考えている。「ロボットならではの仕事を追求します。例えば製造業や流通業、倉庫業などでは、決められたライン上の移動ではなく、自律移動を活かしたより効率的な処理が可能となります。清掃ロボットも、自律移動でより適切な作業ができるようになります」
「世界を変えない」というシークセンスのミッションは、ポジティブだ。「変わらない」ではなく「変えない」ために、シークセンスならではの本質的な価値が生み出されている。5Gを活かした自律移動の今後の進展に注目したい。