経理担当者の業務も完全自動化する
具体的には、次のような未来です。これまでは毎月、経理担当者が各メンバーから上がってきた数字をExcelに打ち込み。場合によってはPLなどの決算書まで作成し、税理士に提出していた。
この業務が、完全自動化します。たとえばECを展開している企業であったら、売上情報はそのままクラウド会計ソフトがデータを取得する。さらにはExcelよりもはるかに見やすいグラフを自動で作成。これらの決算データも、現時点では人が介在して銀行や税理士事務所に送信していますが、同フローもいずれは自動化されると思います。
売り上げだけでなく、借り入れに関してもまったく同じことが言えます。銀行は、顧客から自動で送られてきたデータや決算書を基に、そして銀行も同じく自動で与信を行い、的確に金利や融資額を決定するように変わるからです。
これらの業務はすべて、スマートフォンの先にあるデジタルバンク上で行われます。つまり人が行うことは、デジタルバンクでどのようなやり取りが行われているのかの、確認やチェックといった業務だけになっていくことでしょう。