主体性に欠けた人間関係になっていないか

プライベートな人間関係の悩みの根底には「いいお嫁さんでいたい」「いい奥さんと思われたい」という考えがあります。それゆえ、自分のダメなところや弱いところを見せられないわけです。

こういった気持ちは誰にでもありますが、当事者はなかなか気づきにくい。ですから、まず大切なのは、自分の価値観を自覚すること。たとえば、これまで言われるままにしてきた親戚付き合い。これは主体性に欠けていて、自分の価値観にそぐわないのではないか、他のきょうだいが参加するからと、頻繁な親戚の集まりに顔を出すというのも、ある種の同調圧力に負けているのではないか……。これまで無自覚にしてきた自分の選択を見つめなおすだけで変わるきっかけになります。

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親戚付き合いに、どれほどのメリットがあるか

そのうえで、この親戚付き合いに、どれぐらいメリットがあるのか、自分の中で一度整理して、メリットがないと感じるなら、無理して親密な付き合いをつくる必要はありません。最低限の冠婚葬祭だけで十分ということになります。

たとえ家族や親戚であっても、物理的に距離をとって、ストレス源から逃げることは、決して悪いことではありません。自分を守るためには、大事な処世術であることを知ってほしいですね。