水道光熱費(従量部分)
水道光熱費の基本料金は固定費ですが、使った分だけかかる部分(従量部分)は変動費です。
たとえば、お風呂のシャワーヘッドを節水シャワーヘッドに変えるだけで、使う水の量を減らせます。家族の人数やシャワーの利用頻度などによって異なりますが、年5000~1万円程度の節約が見込めます。節水シャワーヘッドはホームセンターなどで2000円程度から売っています。
同様に、蛇口に節水コマを取りつけるのも効果大。水道内部にあるコマという部品を、この節水コマに取り換えるだけで、出る水の量をセーブしてくれます。また、プラグを差し込んでいるだけで電力を消費する「待機電力」も積み重なると大きいですね。普段から、使わない電化製品のプラグは抜きましょう。
交通費
車・電車・飛行機など、交通機関には割引がいっぱいあります。地方在住の方であれば、車が手放せないということも多いでしょう。ガソリン代の割引は1回あたりでみると少額ですが、積み重なるほど差がつくので、なるべく安い方法で給油しましょう。普段使いのガソリンスタンドを決めておくといいですね。
また、飛行機は早割がとてもお得。旅行の予定などは、前もって決めましょう。
医療費
おくすり手帳を持って薬局に行くと、1回あたり40円安くなります。最近はスマホアプリのおくすり手帳もあるので、用意しておけば楽に割引が受けられます。また、薬をジェネリック医薬品に変えることでも節約ができます。
その他
NHKの受信料はまとめ払いがお得です。年1990円安くできます。また、楽天証券の口座開設(無料)をすれば、スマホで日本経済新聞が無料で読めるようになります。単純計算ですが、これだけで年6万円近く浮きます。
支出を減らして浮いたお金は、無駄遣いするのではなく、貯蓄や投資などに利用して、さらにお金を貯める・増やすことができるようにしていきましょう。
「第三のお金」の存在を忘れずに
変動費の削減には、キャッシュレス決済も役立ちます。現金を使わずに、電子マネー・クレジットカード・スマホ決済などで支払うことで、現金では得られないポイントが手に入ります。これを次回の買い物の際に利用すれば、より安く買い物ができるため、結果として出費が抑えられる、というわけです。
ポイントは今や「第三のお金」ともいえる存在。きちんともらって活用することで節約に役立てることができます。また、条件を満たせば、キャッシュレス決済を利用することで割引が受けられることもあります。
これからの時代、出費を減らすには、キャッシュレス決済を上手に活用するスキルが欠かせません。キャッシュレス決済については、次回改めて詳しく解説するので、ぜひ使いこなしてください。
今すぐできる、5分アクション
どれかひとつ、変動費の削減を実践してみよう