「強制力」は文房具で生み出せる
忙しい合間を縫って効率よく勉強するためには、自分で時間を管理しなくてはならない。そこで試してみたいのが、「時間を区切る」方法だ。時間割のように仕事や就寝、移動時間などのスケジュールを書き出し、それ以外のスキマの時間が何時から何時にあり、どのタイミングで何を学ぶかをあらかじめ決めておけば、なし崩し的に勉強が先延ばしになることもない。1日の学習内容をただリストアップしておくだけでは時間の管理がしにくいので、時計式ToDo管理ふせんの「ブルーダイヤル」のように初めから時間を意識したアイテムを使うのが便利だ。
せっかく時間を決めても、ついついスマホをいじってムダな時間を過ごしてしまっては意味がない。自分に甘い人は、強制的にスマホを触れないようにしてくれる「タイムロッキングコンテナ」を活用してみてはいかがだろうか。箱のなかにスマホやゲーム機のコントローラーなど勉強の妨げになるものを入れてロックすれば、自分が指定した時間までフタが開かなくなるのである。
学習計画や目標を立てることも、効率アップのひとつの方法だ。
「ビジネスパーソンは、日頃の仕事のなかで“いつまでに・何を・どこまで”作業すると計画を立てているはずです。勉強も、仕事と同じようにやるべきことを細分化し、期限を設定して計画を立てることが、目標達成への近道です。これは勉強以外に自分が使える時間を有効活用することにもつながります。学習計画を立てることを目的として作られた専用手帳『スタディプランナー』、計画を実行した日をマーキングしていく『ハビットトラッカー』は、日々の努力が可視化され達成感を得やすくなるので、モチベーション管理に役立ちます。逆に継続できていないときには、それが自分へのプレッシャーになります」