それにしても、この程度のリップサービスで1人の政治家が支持を決めるのか、はなはだ疑問だ。これについては自民党の長老議員が、こう打ち明ける。
「演説に感激して支持を決めるほど進次郎氏も純朴ではないだろう。しかし、態度を決定した時、後付けで『演説に感動して支持を決めた』と理由をつけやすくなる。その誘い水だよ」
そして進次郎氏は「貝」のまま
進次郎氏は演説会の後、記者団に取り囲まれ「やっぱり生(演説)は違いますね。14日、当青年局、女性局主催の討論会もしっかり見てみたい」とはぐらかした。進次郎氏は青年局長経験者。古巣の主催行事をちゃっかりPRするのも進次郎氏らしい。
恐らく14日には、「20日の投票日まで考え続けたい」というような返事をしてマスコミをじらし続けるのではないか。事実上、首相を決める選挙が、たった1人の政治家をめぐって動いている。これでいいのだろうか。