▼本格入学のお試しにも。実力派「ビジネススクール」

MBA取得希望者が行くべき短期のビジネススクール

MBA取得のために通う大学院や学校“ビジネススクール”にも、短期のコースやプログラムがある。MBAを取るには通常2年間は通わなければいけないのでそれなりの“覚悟”が必要。でも、短期ならトライしやすい。

「そもそも国内のビジネススクールは、慶應義塾大学や早稲田大学など、経営大学院という形で大学が運営しているものと、BBT(ビジネス・ブレークスルー)大学やグロービス経営大学院大学など、独立して経営されているタイプの2つに分けられます」

そう説明するのは、自身もアメリカの大学でMBAを取得し、国内外のビジネススクールやMBA留学に詳しいニューラル代表の夫馬賢治氏。

「BBTやグロービスでは、正式に入学する『本科』のほか、『単科』といって、特定のテーマをピンポイントで学べる講座を設けています。2~3カ月で1講座が終えられるようになっていて、正式に入学すれば、単科の修了科目を本科に移行できるシステムです」

実際のMBAではマーケティングやアカウンティング、ファイナンスなどの知識をベースにしたケース分析が中心になる。短期コースではMBAの学生が体験しているレベルや内容を試すことができるため、MBA取得を目指す人は、まずは短期で受講してみるといいかもしれない。

大学が運営する経営大学院でも、平日夜間や週末、1週間集中講座など、積極的に短期講座を開講している。

「例えばWBS(早稲田ビジネススクール)の『エグゼクティブプログラム』では、連続した5日間で経営について学ぶコース。少人数クラスで朝から夕方までみっちり授業があるので、学生時代の“クラス仲間”と一緒に学ぶようで楽しいという声をよく聞きます。こういったクラスではたいていメーリングリストが作られるので、自主的に呼びかけて勉強会などを主催しても。会う機会が増えて仲良くなれます」