「自分年金」づくりできる5つの商品
拠出型企業年金保険は会社により条件がまちまちですが、一般的な例では40歳の人が20年間、保険料を毎月1万円(10口)払い込むと、払込保険料は合計240万円。事務手数料を差し引いた積み立て原資は235万2000円。「10年確定年金コース」を選択すると、月額2万1790円、10年間の総額で261万4800円を受け取れます。これに節税効果20年分の13万6000円を加算すると、実質275万800円になります。
自営業の人には「小規模企業共済」もおすすめします。メリットは掛け金貸し付けが受けられることと、節税メリットがあること。さらに資金に余裕があれば、18年1月からはじまる「つみたてNISA」、個人年金保険も候補になります。
自分年金づくりにすべての商品を使う必要はありません。会社員であればまずiDeCo、次に拠出型企業年金保険、つみたてNISAといった順番で積み上げていきましょう。
優先順位/手持ち資金に余裕があれば(1)~(4)の順に加入していく
会社員の場合
(1)iDeCo(2)拠出型企業年金保険(3)つみたてNISA(4)個人年金保険
自営業者の場合
(1)小規模企業共済(2)iDeCo(3)つみたてNISA(4)個人年金保険