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成績が伸び悩む理由は、たいてい「家庭環境」

ビジネスで成功した人には、大学受験でも成功した人が多い。受験成功者の多くは、猛スピードでガシガシと覚えて、合格を勝ち取る。受験勉強の肝は「スピードと効率」だと思い込み、子供にもそれを要求する。

しかし、小学生には「知識の体系化」が必要で、それには時間を要する。かけたお金に対し、すぐに結果が出るようなものではない。ちょっとコツを教えただけでグンと伸びる子もいるが、たいていはゆっくり育てたほうが、「幹の太い木」になって、のちに多くの花が咲く。

成績が伸び悩んでいる子の多くは、親の過度な関与など、家庭環境が問題であることが多い。そのことを家庭教師はよく知っている。経営者の家庭ほど、親の問題が出やすい。こじれた状況を改善できるのは、家庭に入りこんで指導する家庭教師にしかできないと自負している。もちろん、家庭教師にもうまいへたはある。できる家庭教師の見抜き方なども、紹介していきたいと思っている。

(石渡真由美=構成 iStock.com=撮影)
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