清潔さの基準が「驚くほど低い」一方、神経質な面も

その一方で、息子がハンガーにタオルをうまくかけられないときには、「そんなこともできないの。なにしてんの!」と怒鳴りつけ、さらにおびえて硬直している息子に向かって「そこで何やっているんだよ!」と追い打ちをかけます。

こんなことが続いた結果、子供たちは母親の顔色を常にうかがい、ビクビクして、モノを言えなくなりつつあります。この状況を放置すれば、取り返しのつかないことになる。亮一さんはそう危惧し、今後、妻の影響がある環境で子育てをすることは避けるべきだと考えるようになりました。

4)子供と一緒に遊ばない

亮一さんも妻も、職種はサービス業。夫婦の休みは同じ曜日ではありません。

*写真はイメージです(写真=iStock.com/imtmphoto)

亮一さんが休みの日は、なるべく息子たちを公園や海岸、運動場などアウトドアへ連れ出して遊んであげるそうです。一方、妻は自宅でテレビを見ているばかり。子供にはゲームをやらせるだけで、一緒に時間を共有しようという気がありません。

「ママが一緒に遊んでくれない。テレビやパソコンばかりしている!」

ある日、次男は涙ながらに訴えかけてきたそうですから、よほど寂しかったのでしょう。亮一さんは妻に相談したのですが、妻は「あんたが休みをとって遊んであげたらいい」と意に介しません。

▼妻のいい面は消え失せ、「本性」が露呈

亮一さんは妻との離婚協議の場で、こうした「母親としての問題点」を訴えようと考えていました。

もちろん、妻にも「いい面」はあります。正確に言えば、ありました。だから、亮一さんも恋愛し結婚したのです。しかし、長年、生活していくとその人の「本性」が出てきます。しかも、妻は自分の感情を律することができません。そんな母親の存在が子供に悪影響をおよぼすことがあれば大問題です。引き離すしかありません。