前頭前野を中心とする脳の機能が高い

まず大切なのは、「忘れる」ことである。どんなに忙しくても、「ここからは夏休みの小学生タイム!」と思ったら、さっと忘れる。むろん、脳の中にはその情報はあるわけだが、あえてアクセスしないようにする。

次に、「切り替える」ことである。文脈の切り替えに使われる回路は、脳の前頭前野を中心に働いている。ぱっと切り替えること自体が、創造性やビジネスに欠かせない前頭前野を鍛えることになる。

結局、忙しいのに人前で夏休みの小学生のようなのんびりした雰囲気を醸し出せる人は、それだけ、前頭前野を中心とする脳の機能が高いということになる。

忙しがっているだけでは、仕事はできない。夏休みの盛りのようなのんびりとした雰囲気を醸し出せるだけの余裕を持ちたいものである。

(写真=AFLO)
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