意中の会社の社長に手書きの手紙を書く

職が決まらないのは、作戦のまずさが原因です。活動にまずは3カ月、それでもだめなら半年という具合に区切りを設けるといいでしょう。節目ごとに作戦を見直すことが大切です。

退職後半年以上経っていたら、毎日のスケジュールに、発声練習や顔の表情筋のトレーニングを組み込むことを勧めます。

意外に大事なのは、1日の中に楽しみの時間を必ず1~2時間入れること。でないと精神的に持ちません。前職の頃にやろうとしてもできなかった新しい趣味への挑戦などをスケジュールに組み込むのもいいでしょう。

英語ができる方は、さらに英会話力を磨く。目指す業務に有利な資格があれば、その取得も考える。日々友人などと会って情報交換することも大切です。できるだけ外部からの刺激を受けなければなりません。一番怖いのは転職うつ状態になることです。これだけは避けなければいけません。

我々はさらに、転職活動中の方々には毎日様々な課題をこなしていただいています。皆さんかなりハードだと感じるようですが、 転職活動は新しい自分を発見するチャンスです。

転職サイトで見つからない場合は、意中の会社の社長宛てに手書きの手紙を出します。カバーレターで応募の理由と、自分がその会社にどう貢献できるかを具体的に書きます。競争相手の多い求人募集と違って、募集をしていない会社に自分を売り込む場合は、1対1で競争相手がいません。圧倒的に有利なのです。

企業はホームページ上の募集の有無にかかわらず常に人材を求めていますし、経営者は積極的で創意のある人を好みます。「社長の私に直接アピールする行動を起こせる人間なら一度会ってみよう」という気になることがしばしばあるのです。

企業への手紙を書く一方、新しいプロジェクトやビジネスモデルを考えるという課題もこなしてもらいます。日々いくつも考え出し、関係する会社にアタックするわけです。これは面接で生きてきます。