野村や大和でもネット取引は可能

では、実際に株を買うにはどうすればいいのか。

株は、インターネットを通して取引するネット証券や対面が基本の従来型の証券会社(対面型証券)を通じて購入する。株を売買するには、証券会社に口座を開設しなければならない。

その際に重要なのは、自分はどんな投資スタイルで臨むかだ。専門家のアドバイスが欲しい。銘柄選びも、売買も自分で決める。売買時の手数料など、コストを抑えたい。自分の投資スタイルをあらかじめ決めたうえで、ネット証券と対面型証券の特徴をつかむことが大切だ。

ネット証券は、売買の注文から資金の出し入れまで、すべて投資家自らがネット上で行う。

スマートフォンや携帯電話を使っての売買もできるので、素早い取引が可能だ。個人投資家の8割はネット証券を通じた売買といわれるが、それだけに各社は違いを競っている。投資情報の提供や各種取引ツールの充実、投資商品の品揃え、デイトレードや投資信託にも強いなどの特徴を打ち出している。

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少額ではネット専業が安い

だが、やはり手数料の安さが一番の決め手だ。ネット上には、手数料やサービスなどの比較サイトがあり、ネット証券選びの参考になる。なお2013年3月分の株式売買代金はSBI証券がトップで、続いて楽天証券、松井証券、カブドットコム証券という順番になっている。

対面型証券では、店頭や電話で担当者を通じて注文する。手数料を比較すると、約定代金が20万円の場合、ネット証券の手数料は、1回につき200円前後だが、対面型証券では3000円近くにもなる。