気をつけたいポイント

●酒は両手を添えて受ける

男同士なら片手で注ぐも受けるも豪快でよいが、格式ある店での接待なら、やはり両手で。ゲストの酒の進み具合はまめにチェックを。

●椀盛りはまず汁を一口味わう

出汁は、店が一番に力を入れるところ。いきなり中の椀だねに箸をつけて崩してしまうと、上品な出汁が濁ってしまう。まずは一口、汁を味わってから。高価な塗り椀の扱いにも配慮を。

●歯で、噛み切らない

焼き物の魚は、夏場の鮎などを除けば、ほとんどは切り身で供される。器に手を添え、箸で一口分を切り分けながら食べる。食べやすいからといって、切り身ごと持ち上げて齧るのはNG。

●煮合わせは薄味のものから食べる

複数の食材が使われている場合は、味の淡いものから食べ進めていくほうがおいしい。この日はうど、水菜、イイダコなので野菜から。

●箸が汚れたらぬぐってきれいに

箸先に木の芽などが張り付いてしまったときは、紙ナプキンなどでそっとぬぐうとよい。使った紙はできれば折り畳んで、さりげなくポケットなどに忍ばせ持ち帰るのがスマート。