どうすれば部屋は片付くのか。「断捨離」の提唱者のやましたひでこさんは「不必要な物を捨てる断捨離を行えば、モノの管理がラクになり、片づけやすい空間になる。ただし、実際にはなかなかできない人が多い。それは思考の癖が関係している」という――。

※本稿は、やましたひでこ『1日5分からの断捨離 モノが減ると時間が増える』(大和書房)の一部を再編集したものです。

よごれた部屋
写真=iStock.com/Motortion
※写真はイメージです

家時間が長くなった今こそ断捨離

ごきげんさまです。断捨離のやましたひでこです。

新型コロナウイルス感染症による外出の自粛の際には、「コロナ断捨離」という言葉をあちらこちらで聞くようになりました。図らずも、家で過ごす時間が増えた私たちにとって、断捨離の絶好の機会が訪れたのです。

いまは落ち着いているとはいえ、今後、コロナ禍といわれる社会の状況がどうなっているかはわかりません。

ただ1ついえることは、「断捨離をする・しない」では、あなたの人生にとって天と地の差があるということ。住空間が心の状態をつくり、身体の状態をつくり、人間関係をつくり、あなた自身の人生をつくっていくからです。

家で過ごす時間を有意義にしていくためには、清浄な室内、爽快な室内、明快な室内にいてこそ価値があります。

ところが残念なことに、たいていの家は窮屈で閉塞感がいっぱい。不必要なモノが跋扈ばっこして、人の身の置きどころが狭められているのが実情です。しかも、そこには収納家具が置かれ、限られた空間をさらに狭くしています。

籠城生活(家にとどまることを私はこう読んでいます)ともなれば、そんな状態の家に、仕事で家を空けることの多かった夫が、塾やお稽古で忙しかった子どもたちがずっといるのです。

高い密度で狭い生活時空間を共にすると、どうなるか。

言うまでもなく、そこにはストレスフルな家族関係、夫婦関係、親子関係が生まれることになります。

私たちは、家族一緒に過ごしたいときと場合もあれば、一人で誰に気兼ねすることなく過ごしたいときと場合もあります。それは私たちの自然なあたりまえの欲求です。

けれど、この欲求がついえてしまったとしたら――。

事実、私のもとには、ストレスをため込んだ妻たちの愚痴ぐち、不平不満、相談が次々と寄せられました。

室内でいかに過ごすか。
住まいでいかに過ごすか。
住空間でいかに過ごすか。

今まで外へ外へと向けていた意識を内に向けて、自分のための空間づくりをしましょう。今までモノばかりに気をとられていたら、空間をもっともっと意識して。

断捨離とは、住空間のクリエイトです。断捨離で余計なモノたちと潔くお別れしてこそ、空間はよみがえります。

そして、あなた自身がよみがえらせた空間は、必ずあなたの身を守り、あなたの身体と心の健康維持にまちがいなく大きく貢献してくれます。