平成の皇太子家と秋篠宮家のご交流は……

もうひとつ、令和の時代にぜひ期待したいのは、雅子さまが眞子さま、佳子さまのご相談に乗る、あるいは紀子さまが愛子さまのご相談を受けるという御親戚同士の交流が生まれることです。

平成の時代には、皇太子家と秋篠宮家のご交流があまり見られませんでしたが、ご親族同士が助け合う関係になれば難題解決の一助になるかもしれません。

一般的な親戚づきあいをしている家の場合、たまに親戚が集まって「今度、うちの娘が結婚するのよ」という話になれば、「どんな相手なの」「へぇ、そんな仕事しているんだ。いい人そう?」と忌憚なく話ができます。親には話せないことも親戚の伯父さんや伯母さんには、不思議と相談ができることもある。

令和の時代は過去に例のない、珍しい時代でもあります。

上皇陛下、天皇陛下、そして皇嗣殿下と悠仁さま、過去、現在、未来の4人の天皇が同時代にいらっしゃるのです。悠仁さまは、上皇陛下、天皇陛下のお二人から皇位継承について教えを受けることができます。陛下と悠仁さまは伯父と甥の関係です。お二人の交流からご家族同士の交流も深まってほしいものです。

眞子さまのご結婚は、単なる恋愛問題で済まされない

未来の皇室のあり方は、悠仁さまはもちろん、愛子さま、眞子さま、佳子さまたちの世代が決めていくことになります。中でも年長で、しかも天皇の姉となる眞子さまや佳子さまの存在は将来になるにつれ大きくなる可能性がある。

国民も4人の親王、内親王の姿を通して「令和の次の皇室はこのように変わっていくのだろう」と考えるわけです。だからこそ今起きている眞子さまと小室氏のことは、単なる恋愛問題では済まされない。今後の皇室のあり方、そして皇室の人々の生き方の問題にまで繋がってくる重大なことなのです。

天皇皇后両陛下が眞子さまの相談に乗り、小室氏との問題が解決に向かえば、令和の皇室は国民の支持を広く集めるはずです。

令和の皇室の運命は、眞子さまのご結婚問題をどう解決するかに大きくかかっています。これは宮内庁ばかりの責任ではなく国民全員の問題でもある。

皇室をいかに支えていくかについての議論をさらに深めていく必要があります。

(「文藝春秋」2019年6月号より)

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