「支援については解決済みの事柄であると理解してまいりました」

「支援については解決済みの事柄であると理解してまいりました。そのため、平成29年12月から元婚約者の方のコメントだとされるものが連日報道される事態となり、私も母もたいへん困惑いたしました。(中略)ご支援を受けたことには今も感謝しておりますので、今後は元婚約者の方からご理解を得ることができるよう努めたいと考えております」

私は、これを読んで眞子さまとの結婚は難しくなったと思いました。何しろ母の借金は、小室氏自らの学費に遣われているのです。にもかかわらず返済する気はないと言い切ってしまった。これでは国民の共感は得られません。

それゆえ、「二人とも好きなのだからご結婚されればいい」という意見には、賛成することはできないのです。

皇族のお相手としてふさわしい方を選ばれてきた

イギリス王室のように、日本でも皇族の恋愛が皇室に危機をもたらす可能性は、以前から十分にありました。そうならなかったのは、天皇陛下も秋篠宮殿下も黒田清子さんも、そしてほかの皇族の方々も、皇族のお相手としてふさわしい方を選ばれてきたからでしょう。

その幸運に安住したのかどうかはわかりませんが、政府も宮内庁も、潜在的なリスクに対する意識は希薄でした。小室氏のことは急に降って湧いた問題であるかのように考えられていますが、どこかの段階で手を打つこともできたはずなのです。なぜそれができなかったのか。

それは皇族の恋愛について、誰もが考えるのを避けてきたからでしょう。

皇族は、基本的には幼稚園から大学まで学習院で過ごします。卒業したら大学院に残るなり、大学関連の仕事に就くなりしつつ、成年皇族として公務もなさる。男子は皇室に残りますが、女子はいつか一般の男性と結婚し、皇族の身分を離れます。高円宮家の姉妹がまさにそうであったように、これまでの女性皇族たちがこのルートに従ってきたため、幸い道を踏み外す方はいませんでした。

そのことを当然のこととして受け止めてきたから、眞子さまの問題が起きたとも言えるのです。