「かわいそうな人と思われたくなかった」40過ぎて初めての挫折…西川史子50歳が明かす“結婚生活と離婚”(小泉 なつみ/文藝春秋 digital) 西川史子さんインタビュー #2

「やっぱり私は医者なんだ」西川史子50歳が振り返る「年収4000万」への思い、タレント業を減らした“舞台裏” から続く

「かつての自分はハリネズミみたいだった」と語る医師・タレントの西川史子さん。「ゲップやおならもしなかった」という結婚生活と離婚を経て、「40を過ぎて初めて『挫折』を経験したんです」と率直な思いを明かします。自分自身に対して今では「牙が抜けている」と思うようになったという西川さん。結婚や出産、仕事やプライベートに対する考え方はどのように変わっていったのか、お話を伺いました。(全3回の2回目/#3に続く)

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離婚して辛い立場にいる人の気持ちが分かるようになった

――ご自身のことを今では「牙が抜けている」と。きっかけは何だったのでしょうか。

西川史子さん(以下、西川) 離婚したことが大きいと思います。すごく傷ついたので、それでようやく辛い立場にいる人の気持ちが分かるようになりました。それこそ昔は「フラれる方が悪い!」という考え方をしていました。失敗や挫折を恐れていたんでしょうね。常に恋愛では計算して動いていましたし、女友達にも弱みを見せることはなかったんです。

結婚している間は24時間営業みたいな感じだった

――結婚生活中、夫の前でだらしない姿を晒すようなこともなかったのでしょうか。

西川 絶対、まったくなかったですね。

――でも、仕事から帰ってきたら疲れてませんか……?

西川 そこからが勝負でしたよね。結婚している間は24時間営業みたいな感じで、夫といるとゲップやおならも引っ込みました。妻とはそういうものだと、勝手に思い込んでいたんです。

――理想の結婚や夫婦像があったんですね。

西川 毎朝早く起きて化粧をしてから夫を起こし、夜は毎日一緒に夕飯を食べる。常に一歩下がって夫を立て、生活費をたっぷりいただいて年に2回は海外旅行に行きたい……と思っていましたが、気づくと私が彼の3歩前を歩いているし、19時半の夕飯に夫が間に合わないと激怒してしまう。別にいいじゃないですか、忙しければ外食でも別々に食べる日があっても。でも当時はそれが許せなかったんですね。