あなたはどれで恋愛する?

2012年にサービスを開始したマッチングアプリ「ペアーズ」「Omiai」の登場により、日本の恋愛市場は大きく変化することになった。

その手軽さから、20代や30代の利用者も多く「インターネットでの出会いは怪しい」という印象は、とっくに時代遅れとなっている。前述の「ペアーズ」の累計会員数は、なんと1000万人以上と発表されている。日本人の約8%が1度は利用している計算になる。これだけの利用者がいれば、理想の相手もきっといるはずだ。

ただし、多くのマッチングアプリでは女性の利用料が無料、もしくは格安でアプリを利用できる設計となっており、その手軽さゆえに恋愛に対して真剣でないユーザーも存在する点は否定できない。また、若年層が多いということはメリットのひとつでもあるが、自分と同性のユーザーにも若年層が多いということで、ライバルは多い。写りのよい顔写真を使ったり、自分の「いいね!」やメッセージが埋もれないよう、多くのユーザーがいる時間に活動するなどの戦略が必要になりそうだ。

婚活パーティーは、結婚相談所とマッチングアプリの中間にある形態だ。

パーティーは1回完結で、料金も比較的手軽。実際に会って話ができ、求める相手に応じたさまざまなコンセプトのパーティーがある点は間違いなくメリットだといえる。

だが、気の合う異性を見つけられなかった場合、その回は無駄となってしまうリスクがあるほか、決められた時間で全員と話す(そうでない形態のパーティーもある)都合上、一人一人と会話する時間は短く、ただ世間話をしているだけでトーク時間が終わってしまったり、自由に気に入った異性と話せるフリータイムでは、人気の異性と話すために長蛇の列ができており、待ち時間だけでタイムアップなんていう事態もあるようだ。参加前に何を話すか、会場ではどう動くか、というシミュレーションは必須になるだろう。

自分から攻めるのが苦手だという人は、結婚相談所が第一候補になるだろう。料金は比較的高額になるが、その分サポートは手厚く、パートナー探しについてアドバイスをしてくれるほか、登録者の多くは真剣に交際を求めているため、前向きに話が進みやすいことがメリットだ。

交際をサポートするサービスも事業者によって多種多様。パートナーエージェントでは、服装や髪形といったコーディネートへのアドバイスのほか、コンサルタントが実際に買い物に同行してくれるサービスまであるという。

自分に合ったサービスを見極め、理想の恋人をゲットしたいものだ。

出会いの手段別・メリットデメリットを解説!
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