事前受注だけで年間販売計画台数を達成

6月26日、ホンダから新型バイク「CT125・ハンターカブ」が発売される。

6月26日発売のCT125・ハンターカブ。販売店からの事前受注だけで、年間販売計画台数の8000台を突破している
6月26日発売のCT125・ハンターカブ。販売店からの事前受注だけで、年間販売計画台数の8000台を突破している

現行のスーパーカブの中で最大排気量の「C125」をベースに、林道などの不整地もこなせるオフロード走破性能をプラスしたアウトドアレジャーモデルだ。1980年代のアメリカやオーストラリアにおいて釣り、狩猟、農作業、郵便配達といった用途で使われて好評を博した「CT110」を現代の視点と技術でリバイバルさせたのである。

このCT125、なんと発売前からすでに“売れに売れている”のだ。

昨年10月の東京モーターショーでコンセプトモデルが公開され、今年3月20日に正式発売が発表されると、4月の段階で販売店からの受注数が8000台を超えた。つまり、ホンダが計画していたCT125の『年間』販売台数をもう達成しているというのだから驚くではないか。

販売店からそこまで熱い期待を寄せられているCT125とは、具体的にどんな特徴を持ったバイクなのか?

「ベースがスーパーカブですから街中での普段使いができるのはもちろん、フレームや足回りが強化されているので、“道なき道”のレベルは難しいものの、未舗装路ぐらいならけっこうな山奥にまで入って行けます。またマフラーが高い位置についていますから、浅い川なら渡ることも可能。さらに荷台が大きいので、道具一式を積んでキャンプに行ったりもできます」(バイク専門誌『ヤングマシン』編集長の市本行平氏)