コロナ禍でもあえて風俗に来る男の素顔

5月25日、5都道県で緊急事態宣言が解除され、街の人出も元に戻りつつある。しかしながら、宣言下においては、小池百合子都知事が“3密”の例として真っ先に挙げたキャバクラやクラブなどが密集する歌舞伎町や銀座、六本木などの夜の繁華街からは、人が消えた。

「歌舞伎町にここまで人がいないのは、去年の大型台風以来だよ」
筆者撮影
「歌舞伎町にここまで人がいないのは、去年の大型台風以来だよ」

このような状況で営業を続ける風俗店に対し、批判の声があがる一方、そこでは貧困ゆえにコロナ禍でも出勤せざるをえない女性たちの存在があった。では、こんな時期に風俗店を利用する男性客とはどのような者たちだったのか。

話を聞いた2人の風俗嬢の話から、コロナ禍における彼女たちの「勝ち組」と「負け組」が見えてきた——。