立ち位置揺らぐ韓国

米国と中国の政治的な衝突がエスカレートし続けている。コロナウイルスの起源を巡る問題を象徴とし、南シナ海での中国軍の活動、香港・ウイグル問題における人権侵害、台湾への軍事的圧力、ファーウェイなどの中国企業に対する警戒など、米国の中国に対する不信は強まる一方だ。中国も米国からの圧力に対して強気な姿勢を崩そうとせず、世界の二大強国の鍔迫り合いは激しさを増す一方である。

韓国と米国 2つのフラグ一緒に realations 繊維布の生地テクスチャ
写真=iStock.com/Oleksii Liskonih
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当然であるが、米中の衝突の矢面に立つのは、東アジアの国々である。日本、北朝鮮、韓国らは難局を乗り切るために非常にセンシティブな政治的状況に置かれている。そして、これらの中で最も政治的な立ち位置が揺らいでいる国は韓国であろう。

韓国の蝙蝠的な態度には、北朝鮮・中国に対して最も最前線に立つ米国の同盟国でありながら、経済的に中国に大きく依存し、北朝鮮との民族的つながりを持つ特殊事情が背景にある。そして、現在の文正寅政権は、米国と中国からお前はどちらの味方なのか、と常に圧力をかけられるとともに、足をひっぱる兄弟である北朝鮮からも強い影響を受けている。