ストレスがあっても仕事に誇りがある

——シリーズ前作『やっぱり、僕の姉ちゃん』出版から2年たっています。この2年で意識して加えた「ちはるの変化」や「話題の選び方」はありますか?

【益田】僕の姉ちゃん』は現在も『anan』で連載中の漫画です。なので、特集号とリンクする話題を考えることが多いです。

たとえば、「未来の暮らし」をテーマにした号では、きょうだいが未来の便利グッズについて語り合います。弟に「どんなロボットができて欲しい?」と聞かれた姉は、朝の支度をしてくれるロボットがいいと言います。顔を洗ってくれたり、化粧してくれたり、着替えまでやってくれたり。けれど、彼女は最後にこう言うんです。「けど、仕事にはあたしが行くぜ!」。わたしは彼女のこういうところがすごく好きなんです。

——ちはるのように自分を大事に生きたいと思っても、他者と比較したり、他者との関係性を気にしたりしてしまい、なかなか難しいと感じます。益田さん自身、自分の本音に耳を傾けるために、日ごろ心がけていることや実行している習慣があれば教えてください。

【益田】いくつになっても、ああすればよかった、こうすればよかったと後悔することはあるものです。

なので、心身ともにちゃんと休むことは大事だと実感しています。ありきたりですが、まずは睡眠をしっかりとっています。数年前からパイプ枕を愛用しているのですが、頭が熱くならないので、すごく寝やすいです。お店でちゃんと首の角度を測ってもらい、選びました。

あとはなんだろう。今は難しいですが旅に出ると手っ取り早く気分が変わるので、旅はよくします。新幹線なら当日でもすぐ乗れるので、急な旅にぴったりです。思い立って夕方から函館に向かったこともあります。自分が煮詰まらないでいられる方法がわかっていると、ずいぶん楽かもしれません。