女優・吉高由里子主演のドラマ「知らなくていいコト」は最高視聴率10.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)の最終回で、有終の美を飾った。吉高由里子はスクープ追い続ける熱い週刊誌記者を演じきった。一方でドラマでは週刊誌報道についても登場人物がその正当性を主張しているように感じた。現実でも週刊誌は、東出昌大の不倫から大物の政治家の汚職事件まで、大衆の興味を誘うネタであれば、なりふり構わず記事にする。しかし彼らは一体どのように、蜜が滴る上質なネタを見つけてくるのだろうか。なぜベッキーと川谷絵音のラインのやりとりがそもそも流出したのか。現役週刊誌記者がその驚くべき実態を赤裸々に語る──。

週刊誌記者のネタの見つけ方

私は現在、とある女性週刊誌の編集部で記者として働いています。週刊誌といえば、吉本興業所属の芸人による闇営業問題などもわりと記憶に新しいでしょう。世の中の注目は薄れてはきているものの、引退しているのにもかかわらず入江慎也氏の自宅前にはいまだに張り込みをしている記者とカメラマンがいます。自宅を出てきた入江氏に対して、「最近どうですか?」といった質問をするのでしょう。

不倫相手本人から情報をもらうこともしばしばある。
不倫相手本人から情報をもらうこともしばしばある。

週刊誌の張り込みには、プライバシーの侵害などしばしば批判が起こることがありますが、実際にどのように張り込みが行われているかについては知らない人が多いはずです。はじめに、編集部の数だけその方法はあるということは断っておきます。今回は私が属している編集部で行われている張り込みについて、具体的な例を挙げながらお話ししたいと思います。

まず週刊誌の記者が普段、どんな生活をしているのかお話しします。私たちは基本的にひとつの編集部と契約を結び、業務委託という形で働いています。しかし、会社専属ではあるものの、毎日出社するわけではありません。各自、ネタ元さんとお会いしたり、ツテを頼って新しいネタ元さんを探したり。また進行中の取材を個人的に進めるなど、情報を集めています。良いネタがあれば随時編集部に持っていき、デスクと相談してページにするための会議を重ねます。