デリヘルの軒数は17年で7倍超に激増

今井良『風俗警察』(角川新書)
今井良『風俗警察』(角川新書)

デリバリーヘルスやツーショットダイヤルなど無店舗型の台頭は著しく、特にデリヘルは「人気性風俗」として一気に業者・利用者数を増やしていった。店舗型のファッションヘルスが提供するサービスを自宅やラブホテルへ出張して行うことから「出張ヘルス」とも呼ばれている。

警察庁の統計によれば、デリヘルにあたる「無店舗型性風俗特殊営業1号営業(派遣型ファッションヘルス)」の業者数は1999年の2684軒から、2016年には1万9856軒と激増している。

こうした無店舗型の台頭に伴い、警察庁は2001年9月に風俗警察活動強化の通達を発信している。

「風俗警察活動の強化について」(警察庁丙生環発第二十一号)昨今の風俗情勢は極めて深刻であり、社会秩序の維持の上でも看過し得ない状況である。従って風俗警察活動の強化を図ることにした。
当面の活動重点
1.派遣型売春事犯、外国人女性が関与する売春事犯等の取締り
2.カジノバー等における遊技機使用賭博事犯の取締り
3.風営適正化法(風営法)違反の取締り
4.ピンクビラ等対策
5.インターネット上の風俗環境浄化

そして通達には風俗警察の捜査現場での推進事項も含まれていた。風俗警察(都内は警視庁保安課風俗営業係・査察係、道府県警では保安課)による積極的な立ち入り推進に加えて所轄の警察署長・生活安全課長は管内の実査(パトロール)に積極的に実施し実態把握につとめること、風俗営業関連の違反者の摘発を推進することが盛り込まれたのである。

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