忙しくても、ズボらでも、着々と貯めている女性がいます。なにが違うのか。今回、資産1000万円以上の4人に、「1日・1週間・1年」というスケールでコツを聞きました。第2回は個人年収が約650万円、資産が2770万円の華子さんのケースです――。(全4回)

※本稿は、「プレジデントウーマン」(2018年8月号)の掲載記事を再編集したものです。

網野華子さん(仮名)
●32歳 ●職業:教諭(正社員) ●個人年収(税・保険料込み):約620万円 ●家族:1人暮らし ●趣味:筋トレ、漫画、読書、懸賞

私立高校の教諭。ふだんは5時半に起きて7時に出勤、21時に寝る規則正しい生活。同棲を控え、現在引っ越し準備中。

家電、家賃、給料……何でも交渉してみる!

学生時代から貯める習慣があったという華子さん。23歳のときに、すでに貯金は200万円超。就職5年目に年間160万円の財形貯蓄を始めてからは、貯蓄が軌道に乗った。

写真=iStock.com/tdub303

「給与から天引きされる財形貯蓄は、自分に合った方法。反対に投資はストレスになるので合いません。1度、投資で怖い目にあってからは、財形と預貯金というシンプルな方法で資産をふやしてきました」

貯め方と同様、華子さんの生活もシンプルで無駄がない。よく使うスーパーやコンビニでは必ずポイントを使い、出かけるときもクーポン持参。洋服は自分に合うものを把握しているから、選ぶのも楽。加えて、大きなお金が動くときは交渉することも忘れない。

「家電を買うときは他店の値段をチェックし、それより高いときは必ず交渉します。今度、引っ越しますが、新居の家賃も交渉しました」

何より大きかったのが給料。

「同じ仕事をしているのに特進コースの手当がつく同僚がいたので、学校側に同じだけの手当をつけてもらえるように交渉したら、年に10万円アップに」

尻込みせずに言ってみると、案外うまくいくことが多いそうだ。