富士通 営業グループの法務部門マネージャーの場合

「長男の出産と同時に、それまでと世界がガラッと変わりましたね」

富士通 金融・社会基盤営業グループ ビジネスマネジメントセンター 契約支援部 マネージャー 曽根妙子さん

営業グループの法務部門のマネージャーとして働き、中学2年生と小学6年生の2人の男児を持つ曽根妙子さん。仕事と子育ての両立にはさまざまな紆余曲折があったという。

「長男のときも大変でしたが、さらに次男を出産したときには、年の近い2児の子育てと夫の海外赴任も重なり、“産後うつ”で体調を崩してしまいました。そのときは、出世や昇格などとても目指していける立場じゃないんだなあと悩みましたね」

テレワーク勤務の活用や、保育園・学童保育に頼りながら過ごし、次男の小学校入学と夫の転職を機に、37歳のとき夫の実家近くに引っ越す。仕事と子育ての両立に理解のある上司に恵まれ、2年後に管理職になったが、ちょうど長男の中学受験のタイミングだった。「慣れない管理職業務と、長男の受験が重なり、また体調を崩してしまいました」

2018年迎えた次男の中学受験では、そのときの反省を活かし、送迎や勉強の内容を見るのは夫、自分は次男のメンタルケアや食事面の対応、というように、役割分担を見直した。

「効率よく物事を進めるためにどうしたらいいか?と常に考えています」

▼曽根妙子さんのLIFE CHARTS

撮影=市来朋久、吉澤健太 文=富岡麻美(高島屋・村田さん)、横田裕美子(三井物産・伊藤さん、富士通・曽根妙子さん)